有末剛 緊縛夜話 第七夜「皿屋敷」ご案内 3
夜話つきじいやの紫陽花便り
7月9日(火)雨模様
こんにちは。
全国の主婦はじめ家事を扱う皆様にとってこの梅雨空、注意が必要な日々でございますね。
台風の被害も、少ない事を願っております。…逸れて頂けると嬉しい。
さて7月、緊縛夜話第七夜まであと数日、次の日曜日には上演です。
落語と緊縛、雅な音楽でお送りします今回の緊縛夜話。
まず落語には立川抜志様。
立川流旧Cコース、そして歯医者という異色の人物であり、うっかりスタッフと友人だったばかりに友情出演を果たす事とあいなりましたお気の毒な方でございます。
彼が落語にかける情熱は歯医者稼業に勝るとも劣らぬものでございますから、今からとても楽しみでございます。
そして音楽には稲葉明徳様。
大河ドラマや舞台など、八面六臂なご活躍の超絶技巧の篳篥奏者でございます。
今回は緊縛場面と落語を交互に展開致しますが、稲葉様は緊縛場面をその素晴らしい演奏で彩ってくださいます。
篳篥、笙、笛、ループマシーンにパーカッションに…ああ、八面六臂でございます。
今からとてもドキドキでございます。
冒頭に皆様を虜にする緊縛モデルには、グラマラスなナイスボディーが魅力の蜜様。
そしてお菊を担当します緊縛モデル、吉乃蕾様。
そしてそして、我らが座長・有末剛様。
常に模索と進化と続ける、我々を魅了してやまない匠の緊縛、今回はどのような美の結晶をを見せて下さるのか、いつもながら楽しみでございます。
それにしても、悲しい伝説を笑いのなかに昇華しようとした先人のお気持ちは、不思議でございます。
そこに、哀れなお菊を笑いで救い上げられぬものかという優しさを感じるのは私だけでしょうか?
生きていても死んだ後も変わらず、ままならぬのが浮世の常でございます。
そんな中せめてひととき、儚い夢に身を委ねるのもまた一興。
有末様の緊縛の様々なお顔の中には、受容と優しさがございます。
立川抜志様はもとよりお優しい方、そのお人柄が語りに滲んでおられます。
稲葉明徳様の音には、神々しさがございます。
重ねられた人の優しさと匠の技、そしてそれぞれが持つ個性と力が、当日どのように融合し、夢を生むのか。とても楽しみでございます。
緊縛夜話第七夜「皿屋敷」は7月13日。
お菊伝説と落語、肉体と緊縛と妙なる音が綾なす一時間。
ご一緒できたら幸いでございます。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。